サハシ特殊鋼株式会社

DRY-E摩擦乾燥機DRY-E

廃棄物処理向け

摩擦乾燥機DRY-Eとは?

廃棄物自体を撹拌して発生する摩擦熱を利用して乾燥させる特許取得済みの新しい乾燥機です。
廃棄予定のおむつ、汚泥、食品等を通常より高効率に処理することができます。

摩擦乾燥機DRY-E導入のメリット

1.
減量化

高含水率の廃棄物を1/3~1/10に減量化出来、処理費や運送費の削減が可能です。

2.
殺菌効果

130℃で処理することで殺菌も可能になります。
含水率も10%以下になるため、細菌の発生を抑えることができます。

3.
短時間処理

1バッチ5kgを約5分で処理を完了します。
粉砕工程と乾燥工程を1工程で同時に行い、短時間処理を実現しました。
廃棄物の種類によって処理量や処理時間は前後いたします。

4.
容易に設置可能

従来の乾燥機に比べると非常に小型で工場等に後付での設置が可能です。

機械スペック

化石燃料を使わず、電力のみで摩擦熱を発生させる特許取得済みの環境に優しい機械です。
処理時の温度は最大130度まで上昇し殺菌、1バッチ最大5kgまで、約5分で処理ができ、処理の量と時間の調整が可能です。
粉砕工程と乾燥工程を同時に行い短時間処理を実現しました。
摩擦乾燥機と蒸気回収装置の2機で構成されています。

〈摩擦乾燥機DRY-E〉

摩擦乾燥機

寸法: W1720x D3300x H1734
重量: 約3t
処理量: 1日8時間稼働で約0.2~1.0t(対象物や含水率により違いあり)
1kgの処理にかかる平均電気使用量: 約0.5~1.5kwh/kg(対象物や含水率により違いあり)
モーター: 400V/90〜110kw/200A, 200V/90〜110kw/320A
処理温度: 100〜130℃

蒸気回収装置

寸法: W930x D1190x H1869
重量: 100kg

食品の製造機械として

食品製造向けとは?

元来廃棄物を乾燥・粉体化する目的で作られた機械でしたが、 玄米加工用(製粉機)に使用すると大きなメリットがあるとの報告を受けています。
粉体化の原材料同士の撹拌により、原材料自体が保有する水分を利用した100℃超の摩擦熱の発生と同時に乾燥させる技術により、
以下の4つの、調理用素材としての粉体化に求められる大きな特性が産まれるのです。

4つの特性

1.
自然に優しい粉体化

通常の粉体化は、物理的な粉砕化に依る為、原材料の素材本来の構造を潰したり、切断したりします。
その物理的粉砕が原材料本来が保有する味や香りを破壊することになるのです。
しかし新たな製粉機(粉体化)により、物理的な破壊ではない粉体化を実現したのです。

2.
外部熱に依らない「殺菌」

100℃超の撹拌摩擦熱は、粉体化と同時に殺菌化をしてくれます。

3.
α(アルファ)化

製粉装置の優れた機構により、粉体化と同時に乾燥することで、まさに理想的なα(アルファ)粉体化が実現しました。
この同時工程の実現は、食品の粉体化には最適な加工となるのです。

4.
親水性と保存性の両立

通常の粉体化では不可能な、粉体水分含有量:15%⇒5% を実現することで、調理の際に適した親水性と同時に優れた保存性を確保することが出来ました。